【コミュニティ・インタビュー】 ハースストーン夏季選手権日本代表、GundamFlame選手

ハースストーン日本夏季選手権で優勝し、これから10月1~2日のアジア太平洋夏季選手権を戦うGundamFlame選手のインタビューを掲載するぞ!


GundamFlame選手


―あらためて、ハースストーン日本夏季選手権優勝おめでとうございます。今のお気持ちとしては?

GundamFlame選手: ありがとうございます。優勝してから数日は実感が沸かなかったのですが、Twitterのフォロワーが増えたり、皆さんがお祝いや、アジア太平洋夏季選手権への応援メッセージをくれるようになって優勝を実感するようになりました。

―ご両親など、周囲の反応は?

GundamFlame選手: 両親は、どちらかというとゲームより別のことをしてほしい、というタイプの人間なんですが、優勝を報告すると素直に喜んでくれました。実はこのとき初めて両親にハースストーンのことを打ち明けたんです。優勝というのはやっぱり大きいな、と思います。

自分は今回優勝できるとはまったく思っていなかったんですが、今回を機にアメリカでおこなわれるアジア太平洋夏季選手権にも出られるようになって……。なんだかハースストーンの持つ意味が自分の中で変わってきた印象ですね。

大会ベストの4の選手たちとハースストーンプロダクション・ディレクターのジェイソン・チェイズ(左から2番目)

集合写真

―お住まいなど、ご自身についても教えていただけますか。

GundamFlame選手: 神奈川県横浜市在住の大学生です。今年20歳で、早稲田大学の商学部にいます。ただ、「ここが地元」という感じはありません。というのも両親の仕事の関係で、長らくアメリカのシカゴや大阪で生活していたんです。小学校3年までは大阪にいて、それから高校までアメリカ、大学のときにまた日本…という感じです。日本とアメリカの生活が10年ずつぐらいですね。

―ということは、英語も問題なく話せるのでしょうか。

GundamFlame選手: たぶん聴き取りは大丈夫だと思います。でもここ2~3年間はまったく使わないで生活していたので、今回アジア太平洋夏季選手権でうまく話せるかどうかは…ちょっとわかりません。

―話は変わりますが、ハースストーンを始めたきっかけについては?

GundamFlame選手: ハースストーンは去年6月頃に、大学の友人に勧められて始めました。それまではFPSをプレイしていたんですが、カードゲームは初めてでしたね。ルールが簡単で遊びやすいのにもかかわらず、奥が深い点に惹かれました。デジタルゲームならではの、グラフィック上の演出も良かったです。

友人はカジュアルに遊んでいるだけだったんですが、自分は負けず嫌いな性格ということもあって、どうやったら勝てるのか、ネット上で研究するようになりました。最初の半年間はカードを集める以外に、いろいろなカードの使い方を覚えるという意味でも闘技場をプレイしていましたね。

―強くなるための研究というのは、具体的にはどのようにされていたのでしょうか。

GundamFlame選手: 最初はWikiなどの知識が網羅されているサイトをチェックしていたのですが、しばらくしてからは配信を観て勉強するようになりました。闘技場だとKripparrian選手を観たり、ランク戦プレイだとKolento選手やXixo選手、あるいは特定のクラスが非常に上手い選手を観ています。たとえばシャーマンだとLoyan選手ですね。 

―配信を観るのが大切、ということですね。Nanosecond選手たちもインタビューで同様のことを言っていました。普段どのぐらいハースストーンをプレイしているのでしょうか?

GundamFlame選手: ハースストーンのプレイ時間は2時間ぐらいだと思いますが、配信などを観ている時間を含めると4~5時間になりそうです。日本夏季選手権前にはスカイプのグループでほかのプレイヤーと一緒にデッキ構成を考えたり、練習したりしていました。

―日本夏季選手権といえば、大会で印象に残っていることはありますか?

GundamFlame選手: 私はシャーマンが好きなんですが、対戦でことごどくバン(使用禁止)されたことですね。結局、シャーマンを使えたのは配信された試合の4回中1回だけでした(笑)。その代わり、メイジが大活躍してくれた印象です。


ハースストーン日本夏季選手権のGundamFlame選手のデッキリスト(クリックで拡大)

―今回はGundamFlame選手以外にも多くの選手がシャーマンやメイジを使っていましたね。ハースストーンのゲームバランスについてはどのように考えていますか?

GundamFlame選手: 実は、特には気にしていません。新しいカードセットが出るにつれ、強いクラスや強いデッキタイプというのは出てきますが、私はどちらかというと与えられた環境に対応するだけですね。個人的に好きなのはアグロ(速攻型)のデッキタイプなので、ワン・ナイト・イン・カラザンの対戦環境は気に入っています。

―ハースストーンは運要素に関する議論もありますが、これについては?

GundamFlame選手: これもあまり気にしてないですね…。運要素はハースストーンの醍醐味だと思っているので。希望の終焉 ヨグ=サロンといったカードはよくコミュニティで議論されますが、私はそれについて怒りを感じるようなことはあまりありません。じゃんけんのように、運要素が全てを支配するようなゲームになってしまったらそれはそれで問題だと思いますが、今のハースストーンはそうではないですから。

―アジア太平洋夏季選手権の話に移りましょう。楽しみにしていることは?

GundamFlame選手: 韓国や台湾などの強い選手と実際に戦えるのが楽しみです! 今までオンラインで戦うことはあっても、実際に会って試合をするのは初めての経験なので。うまく話せるかはわからないのですが、英語で交流できるといいな…とも思っています。応援してくれる皆さんの期待に応えられるよう、精一杯がんばりたいと思っています。

―応援してくれている皆さんに対して、メッセージがあればどうぞ。

GundamFlame選手: これまで優勝してきた人たちにくらべると、自分はそこまで上手くないかもしれません。ですが、自分の持っている力を精一杯使って、がんばりたいと思います。

ハースストーンプロダクション・ディレクターのジェイソン・チェイズとGundamFlame選手

―どうもありがとうございました。大会での活躍をお祈りしています!

GundamFlame選手の最も好きなカードはサー・フィンレー・マルグルトン。「1マナのカードなのに戦況を変えるような活躍をするところが面白い」とのこと 

GundamFlame選手は日本代表として10月1~2日、アメリカでおこなわれるハースストーンアジア太平洋夏季選手権に出場するぞ。 

GundamFlame選手の関連リンク

  • GundamFlame選手のTwitter: @GundamFlame
  • ハースストーン日本夏季選手権録画: Day1Day2

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