今日リリースされるパッチ24.0.3には、スタンダード、ワイルド、バトルグラウンド、デュエルのバランス調整と、いくつかの不具合修正が含まれてるぞ!
カード調整
開発者のコメント:「ナスリア城殺人事件」リリース後、現在上位の各デッキのパワーレベルは、我々が望むレベルにかなり近いものと考えています。「インプウォーロック」や「コントロールシャーマン」のようなデッキが強力なのは喜ばしいものの、最弱クラスのパワーレベルはあまり満足できないものです。上位の各デッキにも相手プレイヤーのフラストレーションを軽減する目的で少々手を加えましたが、今回のパッチの主目標は、現在のメタで苦戦している各クラスを底上げすることにあります。
以下のカードはパワーを下方修正されたぞ。
星界配列
- 旧:各プレイヤーのマナクリスタルを0個にする。両者の手札とデッキの全てのカードのコストを(1)にする。 → 新: 自分のマナクリスタルを0個にする。自分の手札とデッキの全てのカードのコストを(1)にする。
開発者のコメント:皆さんの意見は聞こえています。「星界配列」は以前から対戦相手にフラストレーションを与え続けているカードであり、「ナスリア城殺人事件」リリース後もその点は相変わらずです(バランス的に強すぎるわけではないにせよ)。今回の変更は、そういったフラストレーションをできるだけ取り除きつつ、このカードがもたらす大逆転を楽しむプレイヤーのために主要な効果はそのまま残すことを目的としています。
鹿の精霊の野生精種
- 旧:3ターンの間、休眠状態。目覚めた時4/2の大弓を装備する。 → 新:3ターンの間、休眠状態。目覚めた時3/2の大弓を装備する。
開発者のコメント:「野生精種」パッケージはハンターに新しい楽しさを追加しましたが、「鹿の精霊の野生精種」は我々が意図していた以上の顔面ダメージを叩き出しています。我々は「野生精種」が今後もハンターデッキの重要要素であり続けつつも、ハンターのアーキタイプ全体での採用率はもう少し減少することを期待しています。
降雪の守護者
- 旧:攻撃力3、体力3。雄叫び:自身を除く全てのミニオンを凍結させる。凍結中のミニオン1体につき+1/+1を獲得する。 → 新:攻撃力5、体力5。雄叫び:自身を除く全てのミニオンを凍結させる。
開発者のコメント:「コントロールシャーマン」は、拡張版のリリース以来、最も支配的なデッキの1つとなっています。その強さの大部分は、「降雪の守護者」によって敵の盤面を何度も凍結させながら、敵の体力を圧倒していけることが源となっています。このカードから体力を圧倒する性能を除去することにより、相手プレイヤーがもう少し対抗しやすくなることを期待しています。
悪徳の図書室
- 旧:味方のミニオン1体に+1/+1を付与する。自陣のインプの数だけ繰り返す。 → 新:味方のミニオン1体に、自陣のインプ1体につき+1/+1を付与する。
開発者のコメント:「インプウォーロック」がこの拡張版でトップクラスの性能を誇るデッキであること自体は喜ばしいことですが、その強さの源が、この1種類のカードが可能とするバーストダメージであるのならば、少々行き過ぎています。今回「悪徳の図書室」にわずかな修正を行ったのは、このカードが消えることではなく、このデッキの強さがメタの他のデッキと同等程度まで引き下がることを望んでのことです。
コボルトの幻術師
- 旧:[コスト4] → 新:[コスト5]
開発者のコメント:「ビッグローグ」はゲーム序盤に、相手プレイヤーが有効に対抗できないほど早く、安定して強力なミニオンを召喚できています。「コボルトの幻術師」のマナコストを1増やすことによりこのデッキの速度を落とし、その安定性をいくらか崩すことを狙っています。
以上の作成可能カード、および「精霊の密猟者」、「鹿の突撃」、「野生の精霊」、「アラロン」は、24.0.3パッチから二週間の間、魔素の満額払い戻しの対象になるからな。
以下のカードはパワーを上方修正されたぞ。
遺物庫
- 旧:[コスト3] → 新:[コスト2]
絶滅の遺物
- 旧:[コスト2] → 新:[コスト1]
開発者のコメント:遺物は「ナスリア城殺人事件」でデビューした楽しくフレーバーに満ちたアーキタイプですが、輝ける機会を得られていません。これらのカードをいくらか強化することにより、使用できる機会を増やし、このパッケージ全体が様々なデッキで試されるようになることを期待しています。
本の虫
- 旧:攻撃力4、体力4 → 新:攻撃力5、体力4
グレイヴルーペ
- 旧:攻撃力2、耐久度2 → 新:攻撃力3、耐久度2
開発者のコメント:「アグロデーモンハンター」用の新カードの数値については、少々安全性を重視し過ぎていました。これらの強化によって、手札サイズの小さいデッキがもう少し魅力的になることを願っています!
奈落の深淵
- 旧:[コスト4] →新:[コスト3]
歴戦の尖兵
- 旧:攻撃力2、体力1 → 新:攻撃力2、体力2
怒縛の暴れん坊
- 旧:[コスト8] → 新:[コスト7]
開発者のコメント:デーモンハンターはこの拡張版で大きく苦戦しています。このクラスのパワーレベルをメタの他の部分に並ばせるには、新カードの調整だけでは不十分かもしれない――我々はそう考えました。そこでギャップを埋めるため、いくつかの旧カードを強化することにしたのです。我々は、「奈落の深淵」が、新旧問わず様々なデーモンハンターのデッキで強力なツールとして機能することを期待しています。また「歴戦の尖兵」と「怒縛の暴れん坊」は、弱体化を巻き戻されることで、このクラスにとってより魅力的な選択肢となるはずです。「暴れん坊引けーッ!」
レジェンド招待状(「女伯爵」が生成)
- 旧:[コスト3] → 新:[コスト2]
開発者のコメント:「ピュアパラディン」アーキタイプの大きな報酬であるはずの「女伯爵」は、あまり大きな見返りをくれていませんでした。この変更により、全ての中立カードを捨てる覚悟を決めたデッキにおいて、彼女がもっと気前良く感じられるようになるはずです。
闇への抵抗
- 旧:[コスト5] → 新:[コスト4]
戦馬訓練士
- 旧:味方の「シルバーハンド新兵」は攻撃力+1を得る。 → 新:味方の「シルバーハンド新兵」は攻撃力+2と挑発を得る。
昇格
- 旧:「シルバーハンド新兵」1体に+3/+3と挑発を付与する。 → 新:「シルバーハンド新兵」1体に+3/+3と挑発を付与する。
開発者のコメント:「シルバーハンド」の新たなアーキタイプは、我々が期待したよりも遥かに使われていません。「闇への抵抗」や「戦馬訓練士」といったカードは、ハッキリ言って現代の「ハースストーン」での戦いにはついてこれそうもないのです。そこでこれらのカードを強化し、シルバーハンド騎士団がこの新時代で何を出来るか確かめることにしたのです。さらに加えて、「昇格」には昇給も付くようになりました!
デファイアスの親玉エドウィン
- 旧:[コスト4] 攻撃力4、体力4 → 新:[コスト3] 攻撃力3、体力3
逃げ足
- 旧:[コスト6] → 新:[コスト5]
シルバーリーフの毒
- 旧:[コスト2] → 新:[コスト1]
ハルキアス
- 旧:断末魔:自分の秘策が準備されている場合、それに「ハルキアス」の魂を宿す。その秘策は発動する時「ハルキアス」を再召喚する。 → 新:隠れ身、断末魔:自分の準備中の秘策1つに「ハルキアス」の魂を宿す。その秘策は発動する時「ハルキアス」を再召喚する。
開発者のコメント:カードドロー性能はローグの伝統的な強みの一つだったのですが、現在のメタでは強みと感じられていません。エドウィン、「逃げ足」、「シルバーリーフの毒」への強化はどれも、カードドロー性能を補強し、このクラスの強みであることを強調する意図で行われています。「ミラクルローグ」は、強さの面では過剰なほどのパフォーマンスは発揮していませんが、対戦相手にフラストレーションを与えるやり方で勝つ場合があることは認識されており、今回の強化以降どのようになるかを注意深く見守っていきます。また今回、新しい秘策パッケージにも少々愛情を注ぐことにしました。手始めに、「ハルキアス」をもう少し使いたくなるようなカードにするため少々強化していますが、このパッケージに追加の援助が必要かどうか、後日見直しをすることもあり得ます。
鮮赤の深淵
- 旧:ミニオン1体に1ダメージを与え、攻撃力+1を付与する。 → 新:ミニオン1体に1ダメージを与え、攻撃力+2を付与する。
満力の斧
- 旧:自分のヒーローが攻撃した後、ダメージを受けている味方のミニオン全てに+1/+1を付与する。吸魂(3体):代わりに+2/+2。 → 自分のヒーローが攻撃した後、ダメージを受けている味方のミニオン全てに+1/+2を付与する。吸魂(2体):代わりに+2/+2。
残酷な現場監督
- 旧:攻撃力2、体力2 → 新:攻撃力2、体力3
開発者のコメント:デーモンハンターと同様、ウォリアーもこの拡張版では苦戦しています。その大きな原因の一つは、「激怒ウォリアー」の新たなアーキタイプが期待ほど強力ではなかったことです。今回の3点の強化は「激怒ウォリアー」アーキタイプを強化し、メタゲームにおける有用性を押し上げることを目的としています。
潮のレヴナント
- 旧:雄叫び:5ダメージを与える。装甲を5獲得する。 → 新:雄叫び:5ダメージを与える。装甲を8獲得する。
氷盾粉砕破
- 旧:全てのミニオンに4ダメージを与える。自分の装甲1につきコストが(1)減る。 → 新:全てのミニオンに5ダメージを与える。自分の装甲1につきコストが(1)減る。
叩きつけ
- 旧:[コスト2] → 新:[コスト1]
強打
- 旧:[コスト3] → 新:[コスト2]
開発者のコメント:前回のバランス調整パッチで、我々は「コントロールウォリアー」を必要以上に痛めつけ過ぎたようです。その過ちを改めます。さらに、「叩きつけ」と「強打」という新たなツールも与えることにしました。これらはコントロール系ではないウォリアーのリストにも採用されるかもしれません。
「バトルグラウンド」アップデート
- リッチのバズィアルが装甲グレード1に移動。
- ダンシン・ダリル、デスウィング、エリーズ・スターシーカー、ガフ・ルーントーテム、スニードが装甲グレード2に移動。
ヒーローの調整
リッチのバズィアル
- 旧:2ダメージを受け、自分の手札に「金貨」1枚を追加する。 → 新:4ダメージを受ける。このターンの間のみ2ゴールドを獲得する。
ガフ・ルーントーテム
- 旧:味方のミニオンの各グレード1体ずつに、それぞれ+3/+2を付与する。 → 新:味方のミニオンの各グレード1体ずつに、それぞれ+2/+2を付与する。
デスウィング
- 旧:常時発動:全てのミニオンに攻撃力+2を付与する。 → 新:常時発動:全てのミニオンに攻撃力+3を付与する。
ケルサス・サンストライダー
- 旧:ミニオン購入3回ごとに、そのミニオンに+2/+2を付与する。 → 新:手札から使用するミニオンは3体目ごとに+2/+2を獲得する。
エリーズ・スターシーカー
- 旧:ボブの酒場をアップグレードした時「人材募集地図」1枚を得る。 → 新:[コスト1] 自分の現在の酒場グレードのミニオン1体を発見する。使用後に毎回コストが(1)増える。
スニード
- 旧:ミニオン1体に「断末魔:これより酒場グレードが(1)低いランダムなミニオン1体を召喚する」を付与する。 → 新:ミニオン1体に「断末魔:これより酒場グレードが(1)低いランダムなミニオン1体を召喚する」を付与する。
- 開発者のコメント:これは仕様を明確に表現するためのテキスト変更であり、仕様自体は変更されていません(尚、日本語テキストは変更されていません)。
ミニオンの調整
- 「副官ガァア」と「グリースロボ」が出場ミニオンのプールに復帰したぞ。
グリースロボ
- 旧:聖なる盾。味方のミニオンが聖なる盾を失った後、それに+3/+2を永続的に付与する。 → 新:味方のミニオンが聖なる盾を失った後、それに+2/+2を永続的に付与する。
チビラグ
- 旧:[酒場グレード6] → 新:[酒場グレード5]
優しいランプの精
- 旧:挑発。断末魔:自身と異なるランダムなエレメンタル1体を召喚し、そのコピー1体を自分の手札に追加する。 → 新:挑発、断末魔:自身と異なるランダムなエレメンタル1体を自分の手札に追加し、そのコピー1体を召喚する。
- 開発者のコメント:つまり、召喚できる空きスペースがなくても、エレメンタルを1体手札に加えられるようになるわけです。
進化するクロマウィング
- 旧:攻撃力1、体力1。自分が酒場グレードをアップグレードした後、味方のドラゴン1体につき+1/+1を獲得する。 → 新:攻撃力1、体力4。自分が酒場グレードをアップグレードした後、味方のドラゴン1体につき攻撃力+1を獲得する。
お買い得(ダークムーンの景品)
- 雄叫び:ボブの酒場のアップグレードコストを(6)減らす。 → 新:ボブの酒場のアップグレードコストを(5)減らす。
「デュエル」アップデート
- 「粉骨再身」は、呪文で敵のミニオンを倒した時だけ発動するようになったぞ。
- 「放逐されしものキルモックス」はインプとして扱われるようになったぞ。
- ダリアス・クロウリーのヒーローパワー「撃てぇっ!」のコストが2マナから1マナに減少したぞ。
- ダリアス・クロウリーのヒーローパワー「撃ち砲台だ!」のコストが3マナから2マナに減少したぞ。
- ダリアス・クロウリーの愛用の宝物「百戦錬磨の援軍」のコストが6マナから5マナに減少したぞ。
不具合の修正
- 「マーセナリーズ」で、「ブライトウィング」の能力2つのテキストが修正されたぞ。
- 「デュエル」の実績から、登場しないヒーローに関するものが撤去されたぞ。
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