本日リリースされるパッチ28.4.1は、不具合修正と、王道ハースストーンとバトルグラウンドのバランス調整がもたらされるぞ!
「王道ハースストーン」アップデート
開発者のコメント:今回は「深層究明ディープホルム」アップデートのリリース後の最初のバランスパッチです。このパッチでは、以下の2つの方向からアップデートの初動を補助することを全体の目標としています:1) アップデート前から支配的で、アップデート後も広く使われている各デッキのパワーと人気を低下させる。2)アップデートのカードのうち、予想外に暴れている一部のカードの強さを抑える。
この新しいメタでは、上方修正を行うにはまだ時期尚早ですが、今後のバランスパッチで適した機会がないか注視し続けます。もう少し先まで視野に入れると、我々が調整しているカードの中には、次の拡張版でローテーションしてスタンダードから外れるものもあります――スタンダード落ちの時点で元の強さに戻すべきかどうかは、その時が来たら改めて検討します。
欺き手ヴェラロック(「ヴェラロック・ウィンドブレード」が作成)
- 旧:3/6
- 新:3/3
シャッターシャンブラー
- 旧:雄叫び:自分が次に使用する断末魔ミニオンはコストが(1)減るが、使用後に即死する。
- 新:雄叫び:自分が次に手札から使用する断末魔ミニオンは即死する。
開発者のコメント:「発掘ローグ(そうです、「発掘」ローグです)」は、アップデート前から大活躍していて、新しい戦略を発揮できる余地を作るために少々強さを抑えたいデッキの一例です。「ヴェラロック」への最近の強化でこのデッキの出番が増え、明らかに多くの人が楽しくプレイできるようになったのは喜ばしいことですし、それをなかったことにしたくはないのですが、少々強力すぎてデッキ使用者があまりに多くなっています。今回の「ヴェラロック」と「シャッターシャンブラー」の調整により、早期決着のポテンシャルを減らすことで、「発掘ローグ」デッキをプレイする楽しさ自体は保ちつつ、対戦相手が対応できる余裕を増やしています。
サボテン細工
- 旧:コスト2のミニオン1体を発見する。その1/2のコピーを1体召喚する。
- 新:コスト2のミニオン1体を発見する。その1/1のコピーを1体召喚する。
自然の伝令
- 旧:雄叫び:これが手札にある間に自分が自然呪文を使っていたら、自身を除く味方のミニオンに+1/+2を付与する。
- 新:雄叫び:これが手札にある間に自分が自然呪文を使っていたら、自身を除く味方のミニオンに+1/+1を付与する。
大地の首飾り
- 旧:自分のデッキのミニオンを1体発見する。そのコストに等しい装甲を獲得する。
- 新:自分のデッキのミニオン1体を発見する。自分のヒーローはそのコストに等しい体力を回復する。
砕かれし鏡像
- 旧:ミニオンを1体選択。そのコピーを自分の手札、デッキ、陣地に1体ずつ追加する。
- 新:ミニオンを1体選択。そのコピーを自分のデッキと陣地に1体ずつ追加する。
滴正手続き
- 旧:[2マナ]
- 新:[4マナ]
開発者のコメント:ドルイドには、今回のパッチで対処したい強力なアーキタイプがいくつかありました。「サボテン細工」はドルイドデッキで全般的に採用されている強力なカードで、少々弱体化する余地がありました。「自然の伝令」の調整により、「トレントドルイド」の序盤の盤面は少々対応しやすくなりました。「大地の首飾り」は、終盤戦での強力な防御ツールであり続けつつも、序盤の積極的な足場固めツールとしてはそれほど強くないように調整されました。「砕かれし鏡像」はあまりに多くの鏡像を映し出し、似たようなゲーム体験を作り過ぎていたため、鏡像を1つ分除去しました。最後に、「滴正手続き」を弱体化させたのは、「ミルドルイド」のようなデッキがメタを歪めるほど強力だと、ゲームがあまり面白くなくなるからです――そのようなゲームプレイを好むプレイヤーのためにこのようなカードが存在すること自体は望ましいのですが、ランク戦における主流戦略になることは望ましくありません。
ブギーダウン
- 旧:[3マナ] 自分のデッキからコスト1のミニオンを2体召喚する。フィナーレ:それらに挑発を付与する。
- 新:[4マナ] 自分のデッキからコスト1のミニオンを2体召喚する。フィナーレ:もう1体召喚する。
御苑の御恩
- 旧:ミニオン1体に+5/+5と聖なる盾を付与する。この対戦で自分が神聖呪文に消費したマナ1点につきコストが(1)減る。
- 新:ミニオン1体に+4/+4と聖なる盾を付与する。この対戦で自分が神聖呪文に消費したマナ1点につきコストが(1)減る。
開発者のコメント:アップデート以来、パラディンは絶好調です。「ブギーダウン」は、リリース以来ほとんど全てのパラディンデッキで見られるカードだったので、少々初動を遅くしつつ、フィナーレを調整することで遅くなった分を補填しています。また、「御苑の御恩」の効果を少々弱体化することで、一部のデッキの手札からのバースト性能を引き下げています。同様の理由で「キノコ堀り」などのカードも注視していますが、プレイヤーが新しいカードで試行錯誤しているのは好ましいことですので、今回は上記の調整だけを行い、後ほど必要と判断した時に追加の調整を行う予定です。
怪物サディアス
- 旧:挑発。自分の奇数コストカードのコストは(4)減る。(毎ターン極性が反転!)
- 新:挑発。自分の奇数コストカードのコストは(2)減る。(毎ターン極性が反転!)
開発者のコメント:我々はコンボプレイのパターンが本質的に良くないとは考えていませんし、「サディアス」は今のところ強すぎるというわけではありません。ですが、彼は長い間スタンダードに居座り続け、速すぎる1ターンキルと主体性をあまり感じることのできない数々のデッキの出番を増やしてきました。そこで我々はこの機会に、「サディアス」をもう1度調整し、彼が大幅に弱体化したらスタンダードはどのようになるかを確かめようと考えたのです。
以上のうち、作成可能なカードの全バージョンは、28.4.1パッチから二週間の間、魔素の満額払い戻しの対象になるぞ。加えて、パッチ28.2.1とパッチ28.2.3の魔素の払い戻し期間にエラーがあったため、これらのパッチで魔素の払い戻し対象だった各カードも、パッチ28.4.1から二週間の間、併せて魔素の満額払い戻しの対象になるからな。わかりやすくシンプルにするために、今回のパッチ以降、満額払い戻し期間は常に二週間になるんだ。
「パイロ技師」はスタンダードでの禁止指定を解除されたぞ。
「バトルグラウンド」アップデート
開発者のコメント:「オカモン」と、いくつかの経済関連呪文を調整して、低グレードに留まって1ターンに何十枚も呪文を買うという、意図されていなかったプレイパターンに対処しました。また、「ホークストライダーの伝令」を調整し、「タイタスのトリビュート」を登録抹消することで、獣戦略の終盤戦での頻度とパワー急上昇を抑えました。
カードのバランス調整
大リッチ・ケルスザード
- 旧:自分のターンの終了時、これの左隣のアンデッド1体を破壊してから再度召喚する。
- 新:自分のターンの終了時、これの左隣のアンデッド1体を破壊してから、そのミニオンと全く同じコピー1体を再召喚する。
- 開発者のコメント:これはわかりやすくするためのテキスト変更のみで、仕様自体は変更されていません。
亡者家令モローズ
- 旧:6/1。蘇り。断末魔:味方のアンデッド全てに+2/+6を付与する。
- 新:5/1。蘇り。断末魔:味方のアンデッド全てに+1/+5を付与する。
ホークストライダーの伝令
- 旧:[グレード5] 5/2
- 新:[グレード6] 6/2
神秘のスポアバット
- 旧:5/1
- 新:3/1
オカモン
- 旧:[グレード2] 3/4
- 新:[グレード3] 4/5
- 開発者のコメント:「オカモン」は出場ミニオンのプールに復帰しました。
今夜はジャズるボア
- 旧:1/3
- 新:2/3
地霊魔導士ルーググ
- 旧:3/6。これに血の宝石を使用する度、これ以外の味方のミニオン1体に血の宝石を1個使用する。
- 新:4/6。聖なる盾。これに血の宝石を使用する度、これ以外の味方のミニオン1体に血の宝石を1個使用する。
針だらけな笛吹き
- 旧:3/1
- 新:5/1
染料厄者
- 旧:3/2
- 新:5/3
はかない破壊力
- 旧:[グレード4] ミニオン1体に、次のターンまで+6/+6を付与する。
- 新:[グレード3] ミニオン1体に、次のターンまで+7/+7を付与する。
キラリング
- 旧:[グレード3]
- 新:[グレード2]
肥沃の杖
- 旧:[3ゴールド]
- 新:[2ゴールド]
原始の杖
- 旧:[グレード4]
- 新:[グレード5]
夢追い人の抱擁
- 旧:[グレード5]
- 新:[グレード4]
次元界望遠鏡
- 旧:[グレード4]
- 新:[グレード3]
自信過剰
- 旧:[グレード2]
- 新:[グレード3]
天然の祝福
- 旧:ミニオンを1体選択。それと同じ種族を持つミニオン全てに+3/+2を付与する。
- 新:ミニオンを1体選択。それと同じ種族を持つミニオン全てに+2/+2を付与する。
呪文プールの変更
- 「無鉄砲な投資」、「カタログパラパラ」、「タイタスのトリビュート」が呪文プールから登録抹消されたぞ。
「闘技場」アップデート(追記)
闘技場の出現率が調整されたぞ。
- 「意志の鍛冶場」と「転校生」はドラフトプールから除去された。
- 「ブッチ」、「融合」、「メイジアーマー」、「「ザ・甲殻類」クラスティ」は宝物プールから除去された。
- 全アップデートのカードの出現率が上昇した。
- 「車輪付きヘドロ」の出現率が減少した。
- ローグとウォーロックにおける「コボルトの採掘工」と「掘削バスター」の出現率が減少した。
不具合修正&ゲームの改善
- [王道ハースストーン] 「シェードストーン・スカルカー」が、無限ループを引き起こす場合がある不具合が修正されたぞ。今後、スカルカーは「武器を返す」時にその武器を手放すことになる――つまり、1体のスカルカーは、初めて断末魔を発動した時にだけ武器を返すようになるんだ。
- [王道ハースストーン] (「虚無の啓典」などにより)手札以外から唱えられた「ライトショー」が、誤ったテキストを表示し、正しく機能していなかった不具合が修正されたぞ。
- [バトルグラウンド] ゴールデン「ハイカラ・スカラベ」の付与効果バナーの強化数が誤って表示されていた不具合が修正されたぞ。
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