
よぉ、グライムストリートへようこそ。おめェ、世話になる組を探してるんだってな?だったらここで合ってるぜ。オレたちゃあグライミー・グーンズ、ガジェッツァンで一番タフなファミリーで、いずれはこの街全部がオレらのもんよ。
まあ、ちょっと話を聞いてけって。うちの組のこと、教えてやるからよ。
ドンッ!
さて、オレらのものすげェリーダーが、あの双頭のオーガ、ドン・ハン=チョーだ。
ハンさんは犯罪王、マジで悪の天才なんだ。チョーさん?そうだな、チョーさんは正直頭が切れる方じゃあねェけど、頭突きならコドーみてェに強えェぜ。いや、暴走するコドーみてェに強い、ってとこだな。双頭のオーガはすげェ魔法を使う、って聞いたことあるかもな。だがドン・ハン=チョーはそうじゃねェ。ドンは魔法なんか使う必要ねェーんだ。オレら、グライミー・グーンズがいるからよ。オレらはドンのためによく働くんだ、タタキとか、ユスリとか、オドシとか…そういう、いい犯罪をすんのよ。それとオレらが一番得意なのは、なんといっても武器の運び屋よ。
ドン・ハン=チョーはもう何でも持ってる、そう思ってねェか?ガジェッツァン第一銀行を買ったばかりだし、ガジェッツァン百貨店からは盗品売買のアガリが納められるし、グライムストリートの周りを全部ナワバリにしてシキッてる。小せェ小せェ!言っとくが、グライムストリートはほんの手始めなんだぜ、相棒。ドン・ハン=チョーはガジェッツァン全部を乗っ取る絵図を書いてんのさ。だから、いつでも新しい若い衆をグーンズに迎えてるし、おめェにゃ信じられねェほど大量の武器を溜め込んでるぜ。今じゃもう兵隊の数は十分、街中の裏路地や隠し場所に武器庫ができてる。
合図一つで、グライミー・グーンズはこの街を獲れるのさ。
ガンッ!
グーンズに入ると何がいいって、そりゃあこいつよ! オレたちゃあ銃を持てるのさ。それもでっけェ銃よ、中にはなんかすげぇ機械の銃? だってある。
オレらグーンズは、出入りの前にはなるべく道具をそろえてくのさ。つまり、こういうこった。グーンズの連中が出てくるってことは、ガジェッツァンに隠してる武器を仲間が使えるように、そいつが手配してからいくってことなんだ。その武器で武装するから、おめェの手札のミニオンがばっちり強化される、ってわけよ。ドン・ハン=チョーの隠し武器庫で武装してみな、ぶったまげるぜ。特に、敵がよ。
グーンッ!
言っとくが、どんなバカやマヌケでもグライミー・グーンズに入れるわけじゃねェ。
おめェはタフか? 真正面からの殴り合いに自信はあるか? いいだろう。それと武器の扱いだ。ブキも使えないブキっちょなヤツらは、オレらの街をかっさらおうとするクソ野郎の仲間だからな。(あと、こういうシャレくらいは言えねェとな)それからファッションセンスもあった方がいいぜ。うっかりお仲間にハチの巣にされたくはねェだろ?帽子に、チョッキに、ピンストライプにサスペンダー…そういう服装さ。別にオレらの制服ってわけじゃあねェが、鉛ダマが飛んでる時に風通しよくされるのを防いでくれるし、何より見違えるぜ。
オレたちゃあタフガイよ。つまりハンターとウォリアー、それにパラディンも組に入れてやる、ってこった。ウォリアーってのは生まれつき荒っぽい連中だし、

ハンターは飛び道具の名人だし、怒り狂ったパラディンほど用心棒向きなヤツは他にいやしねェ。連中の仕事は、グライムストリートのヤツらにきっちり法を守らせることさ。オレらの法を、な。
話のシメに一つ。マナコストの下にグライミー・グーンズの代紋がついてるカードがいくつかある。うちの代紋ってのは、交差した釘バットのデザインだ。代紋のついたカードは、ハンター、ウォリアー、パラディンのどのデッキにも入れられるぜ。太っ腹だろォ?
他の連中
街のウワサじゃあ、ラリったカバールのポーションの売人どもや、コソコソした翡翠蓮のイタチ野郎(*)どももよ、おめェをスカウトしようと使いを送ってくるらしいぜ。別にいいさ、ヤツらの話も聞いてみな。その後、そいつらのことはきれいさっぱり忘れて、オレらんとこに戻ってこい。おめェを一人前にしてやるからよ。グーンズは助け合うんだ、なァおい?
真っ先にオレらんとこに来た褒美だ、こいつを取っときな。
終わりに
仁義なきガジェッツァンで何が起こってるかは、公式サイトに詳しく載ってるぜ。それと、出遅れないで派手に顔を売るためにも、「仁義なきガジェッツァン」のカードバンドルを先行購入して、自前の隠し武器庫を用意しといた方がいいぜ。
そういやあ、今まで公開された「仁義なきガジェッツァン」の英語の新カードは、ブックフェイスだか何だかってところで全部見られるって話だ。
* ホントのイタチのあんたらには悪意はねェからな。